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ここでの“ボンサイ”とは「盆栽」と「凡才」との二つの意味を含みます。盆栽のように、マシンをカスタマイズすること自体を楽しんでいる凡才人のブログです。

夏のバタデン [旅日記]

今年も一足お先に夏休みをいただいて帰省。
暑い中、猫とゴロゴロるするのも飽きてきたので、退屈しのぎにバタデンこと一畑電車に乗りに行ってきた。
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西日本に激甚災害をもたらした豪雨の週末から一転、猛暑の続く今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
災害の影響で伯備線は一部が不通となり、特急「やくも」は終日運休が一週間以上続いていたけれど、今日になってようやく米子ー出雲市間が1日2往復のみ復旧となった。
わたしも予約していたのだけど、岡山からは高速バスに切り替えて帰省した。
岡山と山陰を結ぶ高速バスは初めて利用したけれど、特急に比べて30分ほど長くかかるだけで、運賃は特急の6割ほど。
途中の新見やら備中高梁で降りるわけではないので、あんがい不便を感じなかった。

三連休は小学校時代の同級生たちが集まってくれるというので江津まで飲みに行って、三十数年ぶりに会った初恋の女子が市原悦子のようになっててショックを受けたり、実家のタンスから汗拭きタオルを持ち出したら、中学から高校にかけて付き合ってたカノジョからもらったタオルだったりして、ノスタルジーにひたっていたところ、ふと一畑電車に乗りに行こうと思い立った。
中学に上がってから松江に引っ越して以来、何年かに一度は一畑電鉄の松江温泉駅から電鉄出雲市駅までひと乗りしたものである。
中学生の時にはなけなしの小遣いをはたいてレールから切り出した金床を買ったこともあったなあ。
いまでもうちのガレージのどこかに転がってるはず。

さて、話は戻ってバタデン乗り鉄旅。
午前中に家を出て、松江しんじ湖温泉駅から11:36発の電鉄出雲市駅行きに乗車した。
前回乗りに来たのは10年ぐらい前だったかな、「一畑電鉄」は「一畑電車」に名前が変わり、松江温泉駅も松江しんじ湖温泉駅に変わっていた。
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この日、最初に乗った車両は7000系だった。
2年ほど前に新造されたそうで、バタデンとしては80年ぶりぐらいの新車だそうだ。
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車内の中央には神棚ではないけれど、島根のご当地マスコット「しまねっこ」が鎮座する。
車内設備は一部に木製部品が使われていて、つい「ここにも水戸岡流か?」なんて思ってしまうが、そうではないようだ。

しんじ湖の北岸を走って20分ほどすると、一畑口駅に到着。
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昔風のホームの構造物が郷愁をそそる。
ここからかつては山の上に建立された一畑薬師の寺までの路線があったが、わたしが生まれるより前に廃止された。
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島根県東部の地元企業として名高い一畑グループは、出雲から一畑寺までの鉄道事業が発端らしい。
わたしが子供のころは一畑寺に続く道路もきれいに整備されていて、ちょっとした遊園地の跡地も見られたことから、一畑寺には多くの参拝客が訪れたのだろう。

一畑口から西へ進むと、出雲平野に入る。
青々とした水田に築地(ついじ)松が植えられた家がポツポツと見られるようになる。
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築地松というのは家の北と西に黒松を並べて植えて、冬場の出雲平野に吹く寒風から家を守っているのだそうだ。
たしか小学校の社会科で習った気がする。
とはいえ、昔よく見た築地松は、2階建ての屋根より高い松がきっかり四角く刈られていて、遠目に見ると水田に浮かぶ四角いオブジェに見えたものである。
近頃は、剪定する職人さんも少なくなって、きれいに刈られた築地松は少なくなったのだろうか。

そんな出雲の田園風景を眺めつつ、30分ほどで川跡(かわと)駅に到着。
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ここから、大社線の5000系に乗り換えて出雲大社前駅まで。
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大社線は今回が初めての乗車だった。
いつもは北松江線だけ端から端まで乗って終わりだったのだけど、せっかくだから出雲大社まで日頃のご縁に感謝するためお参りすることにした。

時刻はもうすぐ午後1時。
ここらでお昼ごはんにしよう。
出雲大社の表参道でぶらぶらして見つけたのは、唐揚げ専門店の「光海(こうみ)どり」。
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県内で生産された地鶏や藻塩を使った食材でつくる唐揚げの店。
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大社チキンのチーズトマトバーガーとハーブ鶏の唐揚げ、そして地ビールの「縁結麦酒スタウト」を注文した。
でっかい唐揚げが挟まったチキンバーガーは美味いけど、食べにくいの一言。
2切れの唐揚げを保持したままかぶりつくのは至難の業で、けっきょく中身を手づかみすることになり、手をチーズとマヨネーズでベタベタにしながら頬張った。
揚げたての唐揚げは手づかみすると熱々。
食べてもハフハフ。
このくそ暑い中、汗だくになって平らげた。

腹が膨れたところで、出雲大社参拝。
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境内に入ると、アスファルトの門前町よりちょっとだけ涼しく感じる。
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境内の一角には、マドハンドを仲間にしようとひざまずくロトの勇者の銅像…
ではなくて、海つ神から幸魂(さきみたま)奇魂(くしみたま)を授かる大国主命(オオクニヌシノミコト)である。

参拝を終えてお土産を買って、出雲大社前駅に戻ると次の電車まで50分待ち。
暑くて汗だくになったけど、駅舎の中のベンチで休んでいるとときおり涼しい風が吹き抜ける。
だんだん退屈になってきたので、駅の周りをぶらぶら歩いていたら、80年前の新造車デハ50形を発見。
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駅舎からちょっと離れたところに、車内に入れるプラットホームが設置されていて、内部まで公開されている。
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週末はこのデハ50形を運転できる体験運転会が開かれているらしいのだけど、いつかそのうち運転士に行ってみたいものである。
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新旧ばたでんオリジナル車両のツーショット。
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時間が近づいてきたので、電鉄出雲市駅までの切符を買って乗り込む。
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今回の切符は、車内販売乗車券の復刻版を買ってみた。
車掌に運賃を払うと、行き先と乗車駅、そして発行日の部分にパンチで穴を開けて渡された。
いまは駅の事務所窓口に頼むと発行してくれる。

川跡駅へ戻ると、次の車両は5000系の「島根の木」号。
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半分コンパートメントのように仕切られたボックスシートを設置した車両で、この仕切りの木に島根産の気が遣われているらしい。
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4人掛けのボックスと、2人掛けのボックスがあるのだけど、2人掛けはなんだか狭い空間に潜り込む秘密基地感がある。
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川跡から10分ほどで電鉄出雲市駅に到着し、帰りはいつもの通りキハで松江に戻った。
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カンカン照りの炎天下ではあったけれど、久しぶりに日差しの下を歩いた気がするな。

さて、こんどはどこへ遊びに行こうかな。
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