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ここでの“ボンサイ”とは「盆栽」と「凡才」との二つの意味を含みます。盆栽のように、マシンをカスタマイズすること自体を楽しんでいる凡才人のブログです。

北海道新幹線で行く大沼サイクリング [旅日記]

またしても手段のために目的を選んだ旅。
北海道新幹線のH5系「はやぶさ」に乗るために大沼までサイクリングに行ってきた。
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出発は6月17日金曜日。
仕事を早く切り上げて、最寄り駅から東京駅に出た。
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東京発、新函館北斗行きのH5系が運行されているのは1日1本、17:20発の「はやぶさ」29号だけなのである。
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JR東日本が保有するE5系とJR北海道が保有するH5系。
車両設計は同じなのだけど、外観や内装の細部が異なる。
「常磐グリーン」と「飛雲ホワイト」のツートンは共通だけど、E5系が帯色に「はやてピンク」を採用しているところ、H5系は北海道らしさを出すためにライラックやラベンダーを連想させる「彩香パープル」を採用している。
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内装は、通路に雪の結晶をデザインした模様が入れられている。
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ロールスクリーンはE5系では無地だったように覚えているが、H5系にはアイヌ織物にありそうな模様が織り込まれている。
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大宮駅を出て落ち着いたところで、北海道新幹線弁当ぱっかーん!
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H5系を模した容器に入った弁当は、東京駅で売られているものと新函館北斗駅で売られているものとでは中身が違うが、いずれも北海道の食材で構成されている。
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日高昆布の北海道切りはなかなか芸が細かい。
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今回乗車した「はやぶさ」29号は盛岡を出ると、終点まで各駅に停車する。
ほとんどトンネルの中を走って、トンネルを出たと思ったら停車駅という繰り返し。
その上、夜だから景色は楽しめない。
だんだん退屈してきたころ、新青森駅に到着。
8割ぐらいの乗車率だった車内から一気に乗客が減って3割以下という、さみしい状態になった。
駅のホームを見やれば、喫煙コーナーが満員御礼。
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東海道・山陽新幹線では全席禁煙でもデッキに喫煙ブースが設けられていたけれど、東北新幹線にはそれさえない。
愛煙家には国際線の飛行機に次ぐ、つらい乗り物かもしれない。

新青森駅を出たら、1時間少々で新函館北斗駅に到着。
到着時の車内アナウンスも改札内コンコースでの誘導も、1番線の「はこだてライナー」への乗り換えを促しているが、わたしは無視して3番線で21:54発の函館行き普通列車を待つ。
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翌日の朝は早くから出かけるつもりにしていたから、10分でも早くホテルにチェックインしたかったというだけなのだけど、期せずしてやってきたのは単行のキハ40形。わーい。
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夜遅い時間に走る国鉄形キハの座席が旅行客でこんなに埋まる光景なんて、見たのは何十年来のことだろう。
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22:18に函館駅に到着。
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きゃーらめる 拾たら はーこだけー♪

欲を言えば大沼公園駅ちかくのリゾートホテルに泊まりたかったけれど、この時間帯、大沼公園方面への乗り継ぎは便が悪い。
函館駅から歩いて5分以内のビジネスホテルに泊まった。

翌朝は5:30にホテルをチェックアウト。
駅に向かって歩くと、函館朝市はまだ準備中。
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2日前、函館で震度6弱の地震があったが被害はなかったようでなにより。
へたすりゃ「がんばれ函館!!」てなことになっていたところだ。

函館から函館本線5:51発 森行きの普通列車で出発。
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国鉄形キハはやっぱりいいねえ。
ガーッと力行したあと、ふっとエンジン音が静かになって、タタンタタンとレールの継ぎ目を越えていく。
朝ごはんは、コンビニで買った数の子松前漬けのおにぎりとソフトカツゲン。
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まるっと1時間、早朝のキハを堪能して、6:51に銚子口駅に到着。
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ここから大沼の湖畔を走る県道…ではなくて、道道で大沼公園方面へと走り出す。
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ゴミを咥えたキタキツネが横切る道の脇には、忍冬(ニンドウ)(スイカズラ)が白い花を付けていた。
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空は雲が厚くて、空気はひんやり。

7:45ごろ大沼公園に到着。
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ここから「島巡りの路」を順路看板4から1へと逆順に歩く。
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大沼の湖上に浮かぶ小さな島々をアーチ橋で結ぶ遊歩道。
自転車は乗って走ってはいけないことになっているので押して歩く。
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湖面には黄色い蓮の花がつぼみを付けていた。
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橋を2つか3つほど渡ると、火山性の岩がゴツゴツとした島もある。
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大沼のそばにそびえる渡島(おしま)富士こと駒ヶ岳が噴火した際に噴石がたまって島ができたのだそうだ。

しばらく行くと「東宮殿下御野立所」と書かれた碑が立つ島に渡る。
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古い写真ではここからの視界は開けていたようなのだけど、今ではうっそうとしてあまりいい景色は見られない。
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それよりも、なんて読むのか知らないけれど、「公魚島」という島からの景色がよさげである。
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惜しむらくは厚い雲。
自転車を漕ぐには涼しくて日焼けもしなくて良いのだけど、これがすかっと晴れていたら、つんと角を立てた駒ヶ岳が湖面に映っていただろうに。
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8:30ごろに大沼公園を後にして、函館方面へと下る。
小雨も降り出してきて、長い坂道を惰性で下ると肌寒いぐらい。
下りきったところで、ご当地ハンバーガーショップのラッキーピエロ峠下総本店に寄ってお昼にしようと思ったけれど、思っていたより着くのが早すぎた。
しかたがないので、函館新道沿いに七飯(ななえ)岳の裾のアップダウンをヒーヒー言いながら走り、腹ぺこ状態を作りつつ五稜郭方面に向かう。
11:00過ぎ、五稜郭駅近くのラッキーピエロでお昼ごはん。
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まずはとろとろ牛すじカレー。
ミルキーなカレーソースにとろとろ牛すじ、さいこー。
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そして人気のチャイニーズチキンバーガー。
ザンギではなくて、中華風甘辛ダレの鶏唐揚げがゴロゴロしたハンバーガー。
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美味いんだけど、食べにくい。
それにしても、45km走ってへとへとになったところにこのボリュームはちょっと重すぎたか。
店でたっぷり休憩したあと、きつい腹を抱えてもう一漕ぎ。
六花亭でお土産を買って、五稜郭駅にたどり着いたのは13:00すぎだった。
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お昼頃から天気が回復して青空がまぶしい。

ここから道南いさりび鉄道で木古内(きこない)へ向かう。
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もとはJR江差線だったが、北海道新幹線の開業とともに第三セクター化したローカル線。
ただし、JR貨物も通る路線なので北海道の頸動脈ともいえる。
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海沿いに走る列車の車窓からは、函館湾越しに函館山が望める。
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14:30ごろに木古内駅に到着し、海沿いを走るキハの旅は終了。
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このまま折り返して道南いさりび鉄道で函館方面に戻りたかったけれど、折り返し列車が発車するのを待っていたら、東京に戻るのが遅くなってしまう。
木古内から一駅、「はやぶさ」19号で戻ることにした。
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それでも待つこと1時間以上。
ちょっと不便すぎやしないか?
退屈しのぎに海までひとっ走りしたいところだけど、もう足がクタクタで、これ以上はムリ。
駅前の道の駅で暇をつぶしてもまだ余るので、駅の待合室で昼寝でもしようか…
閑散とした待合室は静かで良いが、大きなはめ殺しの窓から日が差し込んでいるのにエアコンがかけられていないから温室状態になって、じっとしてるだけで暑い。
結局、改札を入ってホームのベンチで、深夜の根岸線にいそうな酔っ払いのまねをして寝っ転がった。
吹雪の影響を受けにくいようにスノーシェルターを備えたホームは日差しを遮ってくれる上、風が吹き抜けて涼しい。

木古内から新函館北斗まで、指定席特急券と乗車券で運賃は3500円ぐらいかかったかな。
バカ高ぇなあ。
券売機で自由席の切符を買おうと思ったら、「はやぶさ」は全席指定しかないから、「もう一度最初から選び直せ」という旨のメッセージが表示されて買えなかった。
後から調べてみたら「立席特定料金」というのがあるらしい。
券売機で切符を買うのは苦手じゃないはずだが、ぜんぜん気がつかなかったな。
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ともあれ、新幹線の車窓から函館山を眺めつつ16:34に新函館北斗駅に到着。
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17:21発「はやぶさ」34号に大宮まで乗って帰った。


さて、つぎはどこに遊びに行こうかな。
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コメント 4

やなぼー

ん!?
呼んでいる!?
数年前に行ったあたりです。
今年は、行けるか!?
by やなぼー (2016-07-04 05:34) 

あおたけ

H5系という車種にこだわった函館旅、素晴らしいです!
外観のパープルラインだけでなく、
床面やロールカーテンにも、
北海道らしい細工が施されているのですね〜!
函館まで乗るのならば、これに当たると気分が高まりますよね(^^)
新函館北斗で接続した普通列車、
キハ40にスーツケースを持って乗り込むおにーちゃんのミスマッチが、
面白すぎますw
道南いさりび鉄道、お天気に恵まれて、
車窓から眺める津軽海峡の海景色が気持ちいいですね〜(^^)

by あおたけ (2016-07-05 18:50) 

響

弁当箱は凝ってますね。
昆布は食べるのが勿体ないです。
by (2016-07-08 19:31) 

nozzy

>やなぼーさん
関東に来てやっと北海道に帰ることができました。
フェリーを使う分には滋賀からのほうがアクセスしやすかったんですけどね。
またそのうち、大洗からフェリーに乗って、こんどはバイクで帰りたいものです。

>あおたけさん
H5系にこだわらなければ、もうすこしのんびりできたのですが、やはりここは手段のための目的ってことで、H5系にこだわっちゃいました。
午前中に東京を出る便にH5系を使ってくれると、北海道旅行をぐっと盛り上げてくれるんでしょうけどねえ。
キハ40に大荷物を持って乗るのは30年前の山陰線では日常的でしたが、今となってはなかなかそういう路線も減って珍しくなりました。
今度は札幌に行って、新しくなった市電も乗りつぶさなければ。

>響さん
昆布は舌の上で北海道の形を感じながら食べるのが楽しいです。
by nozzy (2016-07-17 23:21) 

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