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ここでの“ボンサイ”とは「盆栽」と「凡才」との二つの意味を含みます。盆栽のように、マシンをカスタマイズすること自体を楽しんでいる凡才人のブログです。

初めて乗った東北新幹線 [旅日記]

5月21日土曜日は東北新幹線で日本三景の一つ、松島に行ってきた。
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はじめての東北新幹線で、はじめてのE6系「はやぶさ」。
手段のために目的を選んだ東北旅である。

早朝、折りたたみ自転車のPacific-18を輪行袋で担いで電車に乗り、東京駅から乗ったのは7:36発のE5系「はやぶさ」3号、新青森行き。
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E6系「こまち」とのドッキング編成である。
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E5系もE6系も、在来線のホームから遠目に見たことがあるけど、間近で見るのは初めてだ。
前頭部が思っていたより低くてエリーゼに通じるものすら感じる。
E6系の車体幅の狭さも実感できた。

さて、往路にとった席はグランクラスで、東北新幹線デビューを贅沢に飾ってみた。
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背もたれだけでなく、座面の角度やレッグレストが電動で調節できてちょー楽ちん。
荷物棚には蓋もついてて、まるで旅客機のようだ。
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上野駅を出発すると、A応Pか、ももクロに居そうな可愛らしい感じのキャビンアテンダントちゃんがやってきて軽食と飲み物のサービス。
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早朝から家を出て、朝ごはんはこのために我慢してたから、もうはらぺこ。
で、コーヒーを頼もうと思っていたのに、ビールの銘柄を聞いて朝っぱらから飲んでしまった。
北海道新幹線が開通したばかりだからか、用意されていたのは北海道限定のサッポロクラシック。
つい2本も飲んで、朝から出来上がってしまった。
気分は上々。
だが、雲行きはあやしい。
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宇都宮の近くから見えた筑波山は霧に煙っている様子。
数日前に切符をとった時の予報では、仙台付近の天気は晴れだったのに、前日の予報では降水確率40%の曇りになっていた。
小雨ぐらいは覚悟しないとな。

9:10に仙台駅に到着し、9:30発、石巻行きの仙石線普通列車に乗り換え。
10番線の新幹線ホームから11番線の仙石線まですぐかと思ったら、4階から地下1階の一番遠いホームまで、自転車を担いで歩いてどっと疲れた。
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仙石線で走っている205系電車は、いつも川崎駅で見ている南武線の青バージョン。
仙石線には石ノ森章太郎の漫画キャラクターがラッピングされた編成も何本か走っているのだけど、残念ながら当たらなかった。

仙台市のはずれにある陸前高砂駅を過ぎたあたりから雨が降り始め、徐々に雨脚が強くなる。
松島海岸駅に到着した頃には本降りになっていた。
いやーん、自転車が濡れたらあとがめんどくさいー。
電車を降りるのはもう少し先なので、それまでに、せめて小降りになってくれたらいいのだけど…
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ちなみに運転台の補助席に座っているのは研修中の見習い運転士ちゃん。
仙台駅から松島海岸駅まで、この子が運転していた。
ポニテにメガネっ娘で、うちの姪っ子1号と雰囲気が似てる。
中学2年生の姪っ子は工学系の高校に行きたいとか言ってるが、将来、畑電の運転士にならないかなあ。

陸前大塚駅付近で電車は海岸沿いを走る。
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志摩や尾鷲の海岸みたいなのを想像していたけど、干潟みたいになっていてずいぶんと様子が違う。

10:29、東名(とうな)駅に到着。
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東日本大震災の後に建てられた新しい駅。
駅前は絶賛開発中である。
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雨は止んだが路面はヘビーウェット。
タイヤで巻き上げる泥水を浴びても平気なように雨合羽を着て身支度を調え、駅を出発したのは10:45ごろだった。

まずは駅から10分ほど坂道を下り、旧東名駅跡地に向かう。
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以前の東名駅は津波で甚大な被害を受けて、海抜70mほどの現在の場所に移転したのである。
わりと最近までホームと、駅近くにあった踏切の警報器が残されていたようなのだけど、わたしが訪れたこの日はもう駅があったとは思えないぐらいに撤去されていた。
しかし、線路跡をたどっていくと、トンネルが残されている場所もある。
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宮城県道27号を松島方向に走って11:10ごろ、手樽駅付近から山へ向かう脇道へ入る。
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松島四大観(しだいかん)と呼ばれる見どころの1つ、「麗観」が見られる富山(とみやま)に登る。
海抜116mの山の上から見下ろす松島はいかなるものか。

道は狭くて、アスファルトの上はあまり車が通らない様子で砂利や苔が乗っている。
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とても日本三景の四大観とかいう、名所とは思えないぐらい人の気配がしない。
えっちらおっちら登って11:30に富山参道の入り口に到着。
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クルマを何台か停められるスペースがあり、ここから歩いて山頂の寺まで歩いて行ける階段がある。
しかし、今回はその脇の林道を走って登る。
林道は舗装されていない急勾配。
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心臓破りの坂道をナンダサカ、コンナサカ、とペダルを漕ぐが、小径車では無理があった。
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砂利の急勾配では、転がり抵抗が大きいし、ペダルを踏み込むとウイリー気味に前輪が浮いてしまう。
結局下車して歩いてしまった。
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11:40ごろに山頂の大仰寺に到着。
庭に入るには100円払えと書いてある。
徴収箱も坊さんも見えないが、とりあえず入って本堂の前に据えられた賽銭箱に100円玉を放り込んでおいた。
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で、庭からの風景。
これが四大観なのか?
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たしかに見晴らしはいいけれど、期待していたのとは違うなあ。

がっかりしながら自転車を置いた場所に戻ると、さらに上に登る階段を見つけた。
20mほどの階段を上ると、そこには朱塗りの観音堂があり、その前には展望台も設置されていた。
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どれどれ、たいして登ってはいないけど寺の庭とからの景色とは違うのかな。

あー、これはたしかに絶景だ。
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晴れて水平線がくっきり見えたらもっと良かっただろうね。
海だけじゃなくて、手前の田畑まで含めての奥行き感がいいねえ。
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中秋の名月を海に映しながら眺めると、最高だろうねえ。

麗観に満足しながら富山から北へ砂利道を下ったあとは、三陸自動車道に沿った内陸の幹線道を仙台方向に走った。
緩やかにアップダウンしながら、田植えが終わったばかりの農村地帯を抜ける。
里山には藤の花が薄紫のアクセントを添え、カエルがケロロケロロと唄っている。
季節は滋賀より1ヶ月ぐらい遅いのかな。
そういえば、こうして季節を感じる瞬間は神奈川に引っ越してから疎遠になってしまったな。
ゴールデンウィークは滋賀の家を掃除しに帰ったのだけど、夜は周りの田んぼからカエルの大合唱が聞こえて、今の住まいとの環境の違いを実感した。

三陸自動車道の松島海岸IC付近から宮城県道144号で峠を越えて、松島海岸駅の前に下りて13時過ぎにお昼ごはん。
駅近く、国道沿いの「たからや食堂」に立ち寄った。
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松島と言えば牡蠣とホタテ、それに塩竃(しおがま)に水揚げされた海の幸でしょ。
というわけで、「よくばり定食A」(海鮮丼、牡蠣フライ、スズキのアラ汁)を注文した。
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じつは牡蠣はどちらかというと苦手な食べ物。
生臭い匂いも、金属っぽい味も、ふにゃっとした食感もすべてが苦手。
実家では焼き牡蠣も生牡蠣も食卓に上ったが、大皿で出されておのおの好きなようにとって食べるスタイルだったから、手を出さなかった。
牡蠣フライにして個別に盛られると、嫌々食べたものだった。
昨年、大嫌いなラッキョウの酢漬けを克服して以来、苦手な食べ物に挑戦する気運が高まっている今日この頃。
せっかく牡蠣の名産地に来たのだから牡蠣を克服するチャンス。
アラ汁を一口すすって、牡蠣フライをがぶり。
ふむふむ、匂いと味はだいじょうぶ。
"わた"の部分のどろっとしたところはまだ抵抗があるが、まあまあ、克服したと言えるかな。
次は焼き牡蠣に挑戦してみるか。
カキオコもいいかな。

満腹になって14:00ごろ、腹ごなしに福浦島に渡ってみた。
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朱塗りの欄干が鮮やかな福浦橋は200円の通行料がかかるが、四大観の富山に比べれば多くの観光客で賑わう、ザ・松島。
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このゴツゴツした岩に松が生えている風景が多くの人を惹きつけるのかな。
山陰の海岸じゃ珍しくもないのだけど。
島の中には遊歩道が整備されていて、なかなかいい散歩道だ。
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福浦島を後にして、14:30に松島駅に到着。
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ネットで予約した切符をみどりの窓口で受け取って、14:59発、小牛田(こごた)行き普通列車で東北本線を北上。
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石巻平野をE721系電車で走る車窓は、JR西日本の223系電車やJR東海の311系電車で滋賀の田園風景を走っている錯覚に陥る。
15:20に小牛田に到着し、15:23発、古田行き陸羽東線普通列車のキハ100系に乗り換え。
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キハはいいねえ。
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欲を言えば国鉄形が最高だけど、エンジンをうならせて走る気動車は新しい車両もまたよし。
遠くに見えるかっこいい山は栗駒山かな。
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登ってみたくなるねえ。

15:58に古田駅に到着して、帰りの新幹線を待っていると再び雨が本降りになってきた。
通過する「やまびこ」+「こまち」が水煙を上げて疾走する。
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いやー、自転車で走ってるときに本降りにならなくてホントに良かった。

帰りは、16:18発E5系「やまびこ」52号、東京行き。
再びE6系「こまち」とのドッキング編成だ。
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帰りの座席は「こまち」の普通席をとった。
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E6系にも乗ってみたかったんよねー。
西向きの窓側席に座って、車窓を過ぎる蔵王や安達太良山、那須の山々を眺めては、あの山もこの山も行ってみたいと思いをはせつつ大宮まで、東北新幹線の旅は終了した。

さてさて、次はラベンダーが咲くころ、ラベンダー色のラインをまとったこいつに乗って出かけてみようかな。
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17:50ごろ上尾あたりですれ違ったこいつはH5系「はやぶさ」29号、新函館北斗行き。
切符はとったが、ホテルをとらなきゃ。
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コメント 5

わたべ

鉄分多めのレポでしたね。
グランクラスって要は、ファーストクラスってことですよね。羨ましい。
午前中に仙台に着いて一日楽しめるというのも新幹線の旅らしいですね。
by わたべ (2016-05-23 18:39) 

あおたけ

東北新幹線の初乗車、おめでとうございます(^^)
しかもグランクラスとは羨ましい〜!
特製弁当に★のクラシックとはいいですね!
現地が雨模様だったのはちょっと残念でしたが、
観音堂から見る松島の景色は、見事な眺めですね。
帰りは素直に仙台へ戻らず、
陸羽東線のキハに乗って古川へ出るというのも、
ニクいルートですね(^^)
今旅でE5系とE6系に乗車して、次はH5系!?
by あおたけ (2016-05-23 19:56) 

nozzy

>わたべさん
引っ越してから鉄分たっぷり摂ってます。
毎週、群馬に東武鉄道の特急で出張に通っているのですが、家や職場から3時間はかかります。
新幹線で仙台まで行くのと同じぐらいかかるのを考えると、仙台がぐっと近く感じます。

>あおたけさん
ありがとうございます。
今回の天気は残念でしたが、また天気がいいときに訪れたくなりました。
ずんだ餅も食べそびれてしまいましたし。
すでにH5系に乗る手はずも整いました。
しかし、夜遅くに新函館北斗に着いてから大沼方面に移動しようとすると不便ですねえ。
宿は函館駅近くにとりました。
帰りは時間的に間に合えば、道南いさりび鉄道に乗ってキハの旅をたっぷり堪能して帰ります。
by nozzy (2016-05-24 21:15) 

よっすぃ〜と

なるほど自転車かぁ~
夏休みに予定してる旅行には、車に積んでいって自転車で街巡りってのもありだな。
…車がちっちゃくなっちゃったから、載せられるか確認しなければ!
by よっすぃ〜と (2016-05-25 21:08) 

nozzy

うちのパシフィック18ならポルコくんにも乗るとは思いますが、普通のサイズの自転車だと厳しそうですね。
もっとも、わたしが折りたたみ自転車に乗り換えたきっかけは輪行が目的ではないのです。
ずいぶん昔にワンルームマンションに引っ越した際、風雨にさらされる上に、盗難のリスクがある自転車置き場に置きたくなくて、部屋に持ち込めるという理由でした。
買ってみたらRX-7の狭いラゲッジスペースにも載るので、持ち運んで出かけてみたくなったのです。
by nozzy (2016-05-26 22:24) 

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